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米イラスト

胚芽米って胚芽の部分が残っているから、玄米みたいに水に浸けておけば発芽するんじゃないのか?

と、思ったので実験してみました。

発芽胚芽米になるのか実験

胚芽米

米の外皮や胚芽部分にはフィチン酸という成分が含まれていて、それがミネラルなどの栄養吸収の邪魔をします。
しかし発芽させればフィチン酸が無くなるんです。
ということは...胚芽米が発芽したら、よりお米の栄養を取り込むことができる。

なーんてことも少し考えつつ、とにかく発芽するのかどうかを知りたいという単純な好奇心で実験してみたいと思います。

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開始

胚芽米を洗う

まずは普通にお米を洗います。

胚芽米を水に浸ける

胚芽米を水につけてしばらく置いておきます。
夏なので半日に1度水を取り替えます。

胚芽米を浸ける
(1日経ったところ)

玄米を水に浸けた時と同じように、発酵した臭いがしてきました。
ブクブクと泡も出てます。

結果

胚芽米

1日半経ちました。
夏なのでこれ以上は発酵が進み過ぎてしまいそう。
なので、この辺で結果をみてみます。

胚芽の部分が膨らんでいるように見えるけど気のせいかな?
水分を含んだだけ?

胚芽米が発芽した

よーく見てみると、発芽している米もありました。
が、全体的には発芽成功とはいえませんね。

発芽玄米の研究をしている弟子によると、「たしか米が発芽する時は、外皮に含まれているフィチン酸も必要だった気がする」と言ってます。
なるほど。
だとすると、外皮のない発芽玄米では発芽しにくいのかもしれませんね。

もう少し条件を変えれば(無農薬米+天然水とか)、発芽率は上がるかもしれません。

と、いうことで、胚芽米の発芽実験は微妙な感じで終了。

胚芽米が炊けた

ちなみにこの時の胚芽米は水分をたくさん吸収していたからか、普通の米よりもモチモチで美味しく炊きあがりました。

「胚芽米」と「5分付き米」と「金芽米」

玄米と胚芽米と白米

玄米を精米する時に、「玄米・3分づき・5分づき・7分づき・白米」ってモードがあったりします。
外皮を全て削ると白米になるんだけど、少しだけ外皮を削ると分づき米になるんです。

3分づきだと、ほとんど玄米と変わらないくらい。
7分づきだと、ほとんど白米と変わらないくらい。
で、そのちょうど中間の5分づきが玄米と白米の中間です。

5分づき米=玄米の外皮を5割削った米
胚芽米=胚芽以外の外皮を削った米

「5分づき米」と「胚芽米」は、ちょっと似てますね。

そういえば、最近スーパーで「胚芽米」が売られているのをあまり見かけなくなりました。
昔はスーパーへ行けば必ず売られていたし、実家でも「胚芽米」を食べていました。
もしかして人気なくなっちゃったのかな?
その代わりに最近は、「胚芽米」よりも口当たりの良い「金芽米」という米をよく見かけます。
しかし「金芽米」だと胚芽の大部分が削られちゃっているので、「胚芽米」よりも発芽する可能性は低そうです。
(発芽させたい人なんていないだろうけども)

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