記事内に商品プロモーションを含む場合があります
ミニテーブル作りに使った柿渋液が残っているので、柿渋染めしてみました。
今回は綿麻布を染めます。
ふんどし屋の弟子から「至急ウコン染めと柿渋染めの布が欲しい」と頼まれたんです。
これで「柿渋染めふんどし」を作るんだそうです。
柿渋染めのやり方
- 柿渋に浸けた布を日光に当てて、紫外線と反応させて色を濃くしていく
- 柿渋染めには媒染剤(色の定着剤)は不要
「布を柿渋に浸ける→日干しする」を何度も繰り返すことで、色を濃くできます。
ウコン染めをした時は、煮込んだり色止めをしたり...と面倒だったけど、柿渋染めはお手軽に染められそうです。
柿渋染め実験
この残りの柿渋液を使います。
無臭ってことは、本来は柿渋って臭いんでしょうか?
下準備
布についているノリなどの薬剤を取る為に洗剤で洗います。
その後しっかりとお湯ですすいで、下準備は完了。
手順1:柿渋液を作る
1.柿渋を水で薄める
バケツに柿渋原液を入れて、3倍の水で薄めて染色液を作りました。
(倍程度で薄めるって書いてあるから、ちょっと薄いかも)
手順2:布を浸ける
2.布を浸ける
準備しておいた布(湿らせたままで)をバケツに入れて、良く馴染ませます。
手順3:日干し
3.布を日干しする
日光に当てて布を良く乾かします。
あら?
全然染まっていない感じがするけど、水で薄め過ぎたのかな?
1度染めの結果
良く晴れた日だったので、しっかりと日の光を当てる事ができました。
でも、これじゃまだ色が薄すぎます。
てことで、翌日に2度染めすることにしました。
↓
1回目の時と同じ様に、布を柿渋液に浸けます。
2度染めの結果
1回目の時と同じように日干しします。
しかし、まだこの色です。
う〜ん・・・
やっぱり薄いので、もう一回染めます。
3度染めの結果
あら〜・・・
やっぱり柿渋を薄め過ぎちゃったのかな?
それとも、何度も何度も繰り返さないと濃い色にはならないんでしょうか?
元の布と比較すると、染まっているのは分かるんだけどもう少し濃くしたかったです。
これはこれで悪く無いんだけども...
よし、こうなったら、
ウコン染めに柿渋染めを重ねる
前回のウコン染め実験で試した方法で色を濃くしちゃおうと思います。
ウコン染めをした後に柿渋染めをして、重曹水に浸けておいたら赤茶色〜ワイン色になったんです。
手順1:ウコン染めする
1.ウコン染めする
まず、前回と同じ用量でウコン染めします。
手順2:柿渋に浸ける
2.柿渋液に浸ける
布を柿渋液にしばらく浸けます。
手順3:重曹に浸ける
3.重曹液に浸ける
重曹を溶かした水に15分くらい浸けておくと、色が赤っぽくなってきました。
手順4:日干し
4.日干しする
日光に当てて乾かします。
ウコンは柿渋と逆で、日光に当てると色が退色します。
そのせいなのか、陽に当てると赤色が濃くなりました。
ウコンの黄色が抜けて、柿渋の茶色が出てきたのかもしれないです。
ウコン+柿渋染めの結果
ウコン+柿渋を使って、どうにか濃い色に染める事ができました。
それぞれを比べてみるとこんなに違います。
柿渋染めは、もう少しお勉強する必要がありそうです...
sponsored link