ポロリでもフグリでもなく、ポグリって知ってますか?
ポグリと言うのは韓国の軍隊で行われている、即席麺の食べ方のことです。
「カップラーメン食べたいけど、袋のしかない・・・。でも調理するのは面倒だなー」っていう、ぐーたら気分の時ってあるじゃないですか?
そんな時は、ポグリを作って食べるのがオススメです。
ポグリとは
画像引用元:http://cafe.naver.com/choicoordi/1914
ポグリ(뽀글이)とは
即席ラーメンを鍋を使って調理せずに、袋に直接熱湯を注いで食べる方式の事。
ポグリが発明されたのは、1980年代後半以降の韓国の軍隊内での事らしい。
カップラーメンよりも安く調理したり皿を洗ったりする面倒が省けるため、韓国の軍隊内で流行った食べ方。
しかし最近では兵士の給料が上がって来た事もあり、カップラーメンが主流になって来ている為、ポグリで食べる事は減って来ているらしい。
ようするに「ラーメンの袋に、熱湯を注ぐだけの簡単調理法」って事ですね。

でも・・・ラーメンの袋って、熱湯を注がれる事は想定されてないよね?
なんか、熱湯注いだらヤバい物質が溶け出しそうなんだけど・・・
と思ったけど、
熱湯をビニル袋に直接注ぐので、プラスチックが溶けて環境ホルモンが出るのでは?
という噂が出た事もあったが、ラーメンの袋の内側は主にポリエチレンやポリプロピレン材質なので熱湯を注いでも環境ホルモンは出ない。
らしいです。
ポグリの作り方
では、実際にポグリを作ってみます。
今回はイカチャンポン麺という韓国ラーメンでポグリを作ります。
韓国のサイトによると、
基本的には、鍋で調理するタイプのインスタントラーメンならば、ポグリにして食べられる。
との事ですが、これは韓国のインスタントラーメンに限ります。
日本のインスタント麺でやったら、熱湯を注いだ瞬間に大デザスターが起きます、多分。
即席麺の袋の素材が違うので、ご注意ください。
正しい手順
(写真がブレているのは、空腹で手が震えていたからです)
【1】まず袋に穴が空いてい無いかを確認する。(重要)
【2】ラーメンの袋を慎重に開けて、かやくとスープを取り出す。
【3】お好みで袋の中の麺を半分、もしくは四分割に砕いてかやくを入れる。
【4】スープは2/3くらいだけ入れる。
*ここポイントです。お湯の量が少ないので、全部入れると味が濃くなっちゃいます。
【5】お湯を注ぐ。お湯の量はラーメン袋の半分程度にしておく。
お湯を入れ過ぎると大変です。あとヤケド注意!
【6】袋をひねってクリップやヒモ、もしくは割っていない割り箸などを使って止める。
私はフォークを使いましたが、これで固定出来るのが不思議。
このまま、4~5分待ったら完成です。
出来ました。
ポグリのお味は
まあ、味は普通のインスタントラーメンです。
実はポグリには上級編もあります。
上級編ポグリ
上級編は、ビビン麺やチャパゲティなど汁のない麺をポグリにして食べるという物です。
日本で言う所の、焼きそば系インスタント麺です。
上級編の最大の難関が湯きりだと言われています。
ラーメン袋を慎重に開き、洗面所やトイレに少しずつお湯を出していく。
1粒の具も逃したく無ければ、袋の入口を最大限に細くしてお湯のみを排出するという難易度の高い技術を要する。
熱さに負けてミスをしてしまうと、すべての麺を下水に流すという事故が起こってしまう。
ベテランは割り箸を上手に利用して袋を固定し、お湯のみを流すという高等技術を持っている。
らしいよ。
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