蒼蠅頭(ツアンイントウ)は、「ハエの頭」という意味だそうです。パンチの効いた料理名ですね。
もともとは四川料理みたいですが、同じ料理が台湾料理にもありまして、今回のレシピは台湾式です。
台湾の蒼蠅頭(ツアンイントウ)には、ピータンを入れる物が多いのが特徴です。
韮菜花の代用はニラ?ニンニクの芽?
本場の蒼蠅頭(ツァンイントウ)は、韮菜花というニラの茎部分を使うのですが手に入りませんでした。
そもそも韮菜花って、日本でも食べるのかな?と思い調べてみたら、炒め物にしたりして食べるみたいです。
日本では「花ニラ」と呼ぶそうです。(なお同じハナニラという名前で、お花もあるみたいですがそっちは食べられません。)
で、画像検索してみたら、花ニラの見た目がニンニクの芽にそっくりなんですよね。
成分もアリシンを多く含んでいるという共通点があるので、ニンニクの芽で代用できるんじゃないか...と。
ということで、ニンニクの芽を使って蒼蠅頭(ツァンイントウ)を作ってみようと思います。
それと、普通にスーパーで買えるニラでも作ってみます。
ニラとニンニクの芽で、食べ比べです。
ツアンイントウのレシピ
材料:2人分 300円
15分
- 豚ひき肉 100g
- ニラ、又はニンニクの芽 100g
- ※茹でたピータン 1個
- 唐辛子 2本
- にんにく 1片
- 豆豉 大さじ1
- 油 適量
調味料
- しょうゆ 大さじ2
- 酒 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
※ピータンを茹でる事に関しては、記事下をご覧下さい。
※今回はニラとニンニクの芽の2バージョンを作るので、上の半分の分量×2で作りました。
sponsored link
作り方
【1】材料を切る
全ての材料を、画像のように細かく切ります。
【2】ひき肉を炒める
フライパンに油をひいて、豚肉に火が通るまで炒めます。
【3】調味料を加える
調味料(しょうゆ、酒、砂糖)を加えて炒めます。
【4】にんにく、唐辛子を炒める
みじん切りのニンニクと、輪切りの唐辛子を加えて炒めます。
【5】ニラ(又はニンニクの芽)を炒める
ニラ(又はニンニクの芽)を加えて、サッと炒めます。
【6】ピータンを加える
最後に細かく切ったピータンを加えて、軽く炒めたら完成です。
これは、ご飯が進むおかずですね。
ピータンが入っているので、味がまろやかになりました。
ニラバージョンは、火が通り過ぎちゃうと歯ごたえがなくなるのでサッと炒める。
あと、調味料の水分を飛ばしておくのがポイントです。
シャキシャキ歯ごたえが良い!!私はニラよりも断然こっちが好きです!
ピータンを茹でる
普通は茹でませんよね、ピータン。
でも、今回の蒼蠅頭(ツァンイントウ)のレシピを中国や台湾のサイトで調べていたら、茹でるというレシピがたくさん出てきたんです。
日本では「ピータンは茹でる必要が無い」と言われているんだけどなぁ...
てことで、中国語が出来る弟子に「何故ピータンを茹でるのか?」を中国のサイトで調べてもらいました。
すると、茹でる理由は二つ見つかりました。
☆最近のピータンは半熟状態の物が多いので、しっかりと固めたい時に茹でる
☆臭いが軽減されるので茹でる
とのことです。
「固い方が料理に使いやすいし、臭いのはイヤ!」てことで、今回は茹でる事にしました。
普通にゆで卵を作る時と同じように、沸騰させてから約10分間茹でます。
むきにくかったので、水に入れてむきました。(こうすると、凄くむきやすくなるよ!)
キレイというか気持ち悪いというか...な、白い結晶はアミノ酸です。
中身はしっかり完熟なピータンになりました!
そういえば、茹でると黄身の部分は黒っぽくなって、まわりのゼリー状の部分は色が薄くなるらしいです。
臭いもほとんど無くなったので、ピータン茹でるのなかなかいいんじゃないかな?
sponsored link