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カンコンブラチャン(Kangkung Belachan)という、マレーシアの空芯菜炒めを作ってみました。
ブラチャンという海老の発酵ペーストで炒めるのが特徴です。
カンコンブラチャンのレシピ
カンコン(Kangkung)は空芯菜の意味で、ブラチャン(Belachan)は海老を発酵させて作ったペーストの事です。
タイのシュリンプペースト「カピ」と同じ様な物ですね。
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材料
- 空芯菜 1束(200g)
- 赤玉ねぎ(小) 1個
- 唐辛子 1〜2本
- にんにく 1片
- ブラチャン(シュリンプペースト) 小さじ1/2
- パームシュガー 小さじ1/3
- 塩・こしょう 適量
作り方
【1】材料を切る
ニンニクは粗みじん切り、唐辛子は輪切り、玉ねぎは薄切りに切ります。
空芯菜は洗ってから水気を切り、5センチくらいの大きさに切っておきます。
【2】ブラチャンを炒める
フライパンに多めの油をひき、ニンニク・唐辛子・パームシュガーと一緒にブラチャンを炒めて溶かします。
【4】空芯菜を炒める
空芯菜を炒めます。
水分が足りなくなったら、少し追加して下さい。
赤玉ねぎって、加熱すると調味料の色を吸ってどす黒くなるんですよね。
見栄えは悪いけど、マレーシアで食べていた空芯菜炒めは、だいたいこんな感じだった。
そういえば、油でエビペーストを溶いたら、納豆鍋の時みたいに異臭騒ぎが起こりました。
私はこの香りがたまらない♪んだけど、近所の人達からしたらただの異臭かもしれませんので要注意です。
マレーシアで食べたカンコンブラチャン
これは、マレーシアのローカル食堂で食べたカンコンブラチャンです。
マレーシアで食堂へ行くと、空芯菜炒めは必ず食べていました。
店によっては凄〜くしょっぱいのが出てきたり、脂っこいのが出てきたりもします。
海老の発酵ペーストを使った空芯菜炒めは、マレーシアだけでなくお隣シンガポールや、インドネシアにもあります。
味は微妙に違うようです。
私の知人たち(日本人)には、マレーシアよりもシンガポールとかインドネシアの方が評判が良いです。
みんな「マレーシアのは、あんまり美味しく無い」とハッキリ言ってきます。
でも、私はマレーシアの空芯菜炒めが好きなんです (#゚Д゚)
シンガポールでは、サンバルカンコン(Sambal Kangkung)とか、チリカンコン(Chili Kangkung)とか呼ぶみたいです。
インドネシアでは、チャカンクン(Cah Kangkung)とか、トゥミス・カンクン(Tumis Kangkung)と呼びます。
私はバリ島で一度しか食べた事が無いんだけど、とても食べやすかったです。
インドネシアではブラチャンの事をテラシ(Terasi)と呼び、空芯菜炒めにはテラシと唐辛子などを合わせてサンバルソースを作り、それで炒める様です。
アジア各国のエビ発酵ペースト
今回は、ブラチャンを用意出来なかったので、タイのカピで代用しました。
ブラチャンの方が固いだけで、どっちも同じくらい臭いので味はそんなに変わらないと思うんですけどどうなんでしょうか。
ちなみに、東南アジアでは海老の発酵ペーストが各国にあって、それぞれ微妙に作り方・見た目・味などが違って面白いです。
韓国にはアミ海老を発酵させたセウジョ(ペーストじゃないけど)があるし、中国には良く赤い瓶に入っている蝦醤(シャージャン)ってのがありますね。
この二つは、そんなに臭く無いです。
そして、タイのカピ、インドネシアのテラシ、マレーシアのブラチャンあたりは、黒っぽいかたまりになっていて、ちょっと膿んだ様なにおいがするけど、少量を炒め物なんかに使うととっても美味しいです。
ミャンマーにも、ンガピと言う小エビのペーストがあります。
これはミャンマー食材店で「臭いけど美味しい調味料」と言われて買ってみたもので、あとでこれがンガピだと知りました。
そして、私の知っている中で1番強烈だったエビペーストは、フィリピンのバゴーンです。
バゴーンは癖が強い分、好きな人にはたまらない美味しさだと思われます。
あとは私は食べた事が無いけど、ベトナムにはマムトムという呼ばれる海老の発酵調味料があるそうです。
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