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キネマカレー風の納豆カレーを作ってみました。
キネマ(kinema)って知ってますか?
ネパールの東部やインドの北東部などの山岳地帯で食べられている納豆にそっくりな食べ物の事です。
納豆との違いはシダに付いている枯草菌を種にしていることくらいで、見た目も味も納豆にそっくりらしいのです。
(私は見た事も食べた事もないんだけど)
キネマは、大豆とシダで作るらしいんだけど...作れる自信がないので納豆で代用しました。
乾燥納豆を作る
キネマカレーの作り方について調べてみても、詳しいレシピがほとんど無い。
なので確実ではないけど、おそらくネパール東部やシッキム地方って、ドライ納豆を使うんだと思うんですよね。
画像を見ての判断なので憶測なのですが、まずは納豆を乾燥さてみようと思います。
市販の納豆に塩を振ってから、1週間くらい日干しします。
日中は外に出して、日が沈んだら室内に取り込みます。
納豆は賞味期限が切れてるくらいの物の方が美味しいし、乾燥しやすいです。
注意
臭いです。
室内に取り込むと、特に臭いが部屋にこもって臭いです。
とてつもなく足の臭い人が住んでるんじゃ無いの?
っていう感じの複雑なニオイが家中に漂うので覚悟してください。
はい、これが出来上がり。
白く浮き出ているのはアミノ酸です。
納豆で作りますとか言いましたが実はコレ納豆ではありません。
韓国のチョングッチャンです。
冷蔵庫でひからびていたのを発見したので、干し納豆風にしてみました。
チョングッチャンは、微妙に納豆よりも臭くて癖があるけど、まあ原料は同じだしいけるでしょ。
(そもそも本物は、納豆じゃなくてキネマだし)
ちなみに、この乾燥させた状態の物を1〜2口味見をしてみたら超旨かったです。
干すとこんなに美味しくなるのか!
このままで酒のつまみにもなりそうだし、白いごはんにかけても旨いんじゃないかって感じです。
キネマ(納豆)カレーのレシピ
じゃ、乾燥させたチョングッチャンを使ってキネマカレー風のカレーを作ってみます。
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材料
2人分
- 乾燥納豆 100g
- 玉ねぎ 1個
- トマト 1個
- にんにく 1個
- 青唐辛子 2本
- ターメリックパウダー 小さじ1
- チリパウダー 小さじ1
- 塩 適量
- パクチー(飾り) 適量
作り方
【1】材料を切る
こんな感じに材料を切っておきます。
青唐辛子は、真ん中に切れ目を入れる感じで、辛いのが苦手な人は種を取り出しちゃって下さい。
【2】玉ねぎを炒める
鍋に油をひいて、玉ねぎをじっくりと炒めます。
だいたい10分くらい炒めたら、ニンニクを追加して香りが出るまで炒めます。
【3】トマトを炒める
次に、トマトを入れて形が崩れるまで炒めます。
【4】スパイスを入れる
パウダースパイス(ターメリック・チリ)を入れて全体を良く混ぜ合わせます。
【5】納豆&唐辛子を入れる
ここで、納豆&青唐辛子を加えて全体を良く馴染ませます。
【6】煮込む
水(200ml程度)を入れて沸騰したら、フタをして10分くらい煮込む。
最後に塩ッ気が足りなかったら塩を追加して完成。
出来上がりました。
キネマカレー風ドライ納豆チョングッチャンカレーです。
何が何だかわかんないけど、できました。
なんとも濃厚な味です。
乾燥させた納豆には旨味がかなり濃縮されています。
このキネマカレーは、ご飯と一緒に食べるものなので、ご飯にかけて食べました。
ちょっとチョングッチャンの癖が気になったけど、少量のカレーに対して大量のご飯を消費できるカレーです。
とにかく濃厚なカレー。
チョングッチャンではなく、納豆で作ったらもう少し食べやすかったかもしれない。
アジアの納豆文化
キネマや納豆について、調べていたらどんどん面白くなってきちゃいました。
「謎のアジア納豆」と「納豆の起源」という2冊の納豆本を読んでみたんだけど、納豆は日本だけにある物では無いんですね。
むしろ日本よりも頻繁に食べられている地域があったりもするようです。
(韓国のチョングッチャンは、日本での納豆よりもマイナーな扱いだけど)
高野さんの本は相変わらず読みやすくて面白いし、納豆の起源の方は写真も多くて「凄いな〜よく調べたな〜」って感じです。
どっちも面白いのでオススメ。
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