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韓国式の茶碗蒸し「ケランチム(계란찜)」のレシピです。
基本のレシピに加えて、アレンジレシピも3つほど作ってみました。
ケランチムの基本レシピ
↑韓国土鍋(トゥッペギ)で作りますが、普通のステンレス鍋や土鍋でも作れます
ケランチムは食事のおかずとしても食べますが、ソジュ(韓国焼酎)のつまみとしても有名です。
韓国の料理教室で習った通りの基本レシピです。
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材料
1〜2人前くらい
- 卵 4個(200g)
- だし汁 180ml
- ニンジンとネギ(細かく刻む) ほんの少し
- 白ごま 適量
- ごま油 適量
作り方
【1】溶き卵を混ぜる
卵を割って、空気を入れながらよ〜く混ぜます。
【3】溶き卵を入れる
沸騰しただし汁に、かき混ぜながら少しずつ溶き卵を入れます。
【4】混ぜる
まぜて空気をたくさん入れます。とにかく、よく混ぜます。
【5】野菜を乗せる
7〜8割くらい固まってきたら、刻んだ野菜(ニンジンとネギ)を上に乗せます。
【5】フタをして待つ
鍋にフタをして2〜3分、膨らむのを待ちます。
(膨らむのを邪魔しない様に、お茶碗をフタ代わりにするのがオススメです。)
仕上げに、白ごまとごま油をふりかけたら出来上がりです。
クライマックスは最高に膨らんでいたのに...あっという間にしぼんじゃった...
でも中身は空気が入っていて、フワフワです。
卵4個ってちょっとコレステロールが心配だなあ...と思う事もあります。
しかし、卵を食べる=コレステロール値が上がるっていうわけではないみたいですよ!
毎日食べ続ける物でもないし、ケランチムを食べる時はコレステロールの事は忘れましょう。
ポイント
料理教室で教わったポイントは、「失敗しないコツはだし汁と卵の分量を1対1にすること」って言われました。
1対1というか、だし汁の分量を若干少なめにするくらいがベストじゃないかと思います。
使うだし汁は、料理教室では煮干し&昆布を使ってたけど、特に決まりはないです。
和風に鰹出汁でもいいし、洋風にチキンストックでもいいし、もちろんインスタントの顆粒出汁を使ってもOK〜
アレンジレシピ【3種類】
続いて、ケランチムのアレンジレシピを3種類ほど。
牛乳チーズケランチム
だし汁の代わりに、牛乳を使った洋風ケランチムです。
基本の作り方は、変わりません。
- 卵 4個(200g)
- 牛乳 180ml
- コンソメの素 1個
- スライスチーズ 1枚
- 青ネギ 適量
【1】牛乳を沸騰させる
鍋に牛乳を入れて沸騰させます。
(牛乳が沸騰すると一気に吹きこぼれるので要注意)
【2】溶き卵を入れる
良くかき混ぜておいた溶き卵を、かき混ぜながら少しずつ入れていきます。
そのまましばらく、空気を入れながら混ぜ続けます。
【3】フタをする
7〜8割くらい固まったら、スライスチーズを乗せてフタをします。
そのまま2〜3分して汁が吹きこぼれてきたら完成。
トロトロ食感がたまらない!
かなりオススメのアレンジです♪
豆腐ケランチム
とってもヘルスィ〜なケランチムです。
豆腐から水分が出るので、だし汁は少なめにします。
- 卵 3個(150g)
- だし汁 100ml
- 木綿豆腐 100g
- 青ネギ 適量
豆腐は、一口サイズに切っておきます。
最初にだし汁と一緒に豆腐を入れるだけで、その後の工程は普通のケランチムと同じです。
【2】溶き卵を入れる
良くかき混ぜておいた溶き卵を、かき混ぜながら少しずつ入れていきます。
そのまましばらく、空気を入れながら混ぜ続けます。
【3】フタをする
7〜8割くらい固まったら、刻んだネギを乗せてフタをします。
そのまま2〜3分して汁が吹きこぼれてきたら完成です。
顆粒の昆布だしを使ってみたら、豆腐とよく合う優しい味のケランチムになりました。
セウジョ(アミ海老の塩辛)ケランチム
キムチを作る時に使うセウジョ(アミ海老の塩辛)を使ったケランチムです。
セウジョは物によって塩っ辛かったりもするので、分量を調節して下さい。
- 卵 4個(200g)
- 水 180ml
- セウジョ 大さじ1弱
- 青ネギ 適量
だし汁の代わりに、セウジョで味付けする感じです。
最初に水を沸騰させる時にセウジョッを一緒に入れて、それ以降の工程は同じです。
【2】溶き卵を入れる
良くかき混ぜておいた溶き卵を、かき混ぜながら少しずつ入れていきます。
そのまましばらく、空気を入れながら混ぜ続けます。
【3】フタをする
7〜8割くらい固まったら、刻んだネギを乗せてフタをします。
そのまま2〜3分して汁が吹きこぼれてきたら完成です。
私はセウジョの味と香りが大好きなので、このレシピ好きです。
物足りない場合は、だし汁も入れてください。
茶碗蒸しとケランチムの違い
和食と韓国料理には、似ている料理や調理法がたくさんあります。
しかし、似ている様で全く似ていないという事も多いです。
茶碗蒸しとケランチムがまさにそれ。
茶碗蒸し→空気を入れちゃダメ
ケランチムは、空気をたくさん入れてかき混ぜながら作るのが特徴です。
空気がたくさん入っている方がフワフワして美味しいとされています。
これは、す(空気)を入れてはいけない日本の茶碗蒸しとは真逆ですよね。
アジアの茶碗蒸し
日本と韓国だけではなく、アジアには色々な茶碗蒸しがあるようです。
タイ料理
タイには、カイトゥン(Kai Toon)というタイ式茶碗蒸しがあります。
ひき肉を使って、上にエビを添えるスタイルが一般的なようです。
日本の茶碗蒸しと違って、ひき肉をたっぷり使い食べ応えがあるのでメイン料理にもなる感じです。
食べた事ないけど作ってみました↓
タイ風の茶碗蒸し「カイトゥン」を作ってみました。
中華料理
まず、中華料理にも茶碗蒸しのような料理があります。
蒸蛋とか、蛋羹とか、蒸水蛋とか呼ばれているようです。
中華茶碗蒸しは、上に醤油(あんかけ?)をかけていて、出汁は鶏肉で取る事が多いみたいです。
具材を入れないシンプルな物が基本みたいですが、魚貝やキノコを入れるアレンジバージョンもけっこうありますね。
台湾料理
台湾には、碗粿(ワーグイ)と呼ばれる茶碗蒸しみたいな料理があるようです。
ひき肉を使う点は、タイのカイトゥンと似ています。
さらに米粉を使うようなので、かなり食べ応えがありそうな料理です。
いつか作ってみよう!
ベトナム料理
ベトナムには、Chả Trứng Hấp(チャーチュンハプ)という卵の蒸し料理があります。
チャーチュンだけだと卵焼きという意味みたいなんだけど、ハプ(蒸す)が付く事もある様なので、茶碗蒸しとも言えるような気が...
豚ひき肉や春雨が入った卵料理というか、ミートローフみたいな感じですかね。
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