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スジェビのレシピ

スジェビ(수제비)は、日本の「すいとん」に似た料理です。
野菜の入ったスープに、小麦粉生地をちぎって入れて煮込む料理です。

韓国風すいとん【あさりのスジェビ】レシピ

あさりのスジェビ

生まれて始めた食べたスジェビは、ニンニクの効いた濃厚スジェビでした。
しかしスジェビの味は店によって、けっこう違うみたいで、超あっさり系とかもあります。
個人的には最初のニンニクたっぷりスープが好きだったので、今回はニンニクを多めに入れて作ってます。

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材料

スジェビの材料

2人分くらい

  • 小麦粉 1カップ(100g)
  • 水 100ml程度
  • 塩 少々

スープの材料
・じゃがいも 1個
・にんじん ごく少量
・青唐辛子 1本(お好みで)
・にんにく 2片
・煮干しダシ汁 3カップ
・あさり 10〜20個くらい
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・酒 大さじ1
・塩こしょう 少々
・ごま油(トッピング) 数滴
・青ネギ(トッピング) 少々

作り方

生地をこねる
(ボールに顔が写り込んでしまった)

【1】生地をこねる
ボールに小麦粉と塩を入れて、水を少しずつ足していき、こねる。
だいたい耳たぶくらいの固さになったら、そのままフタをして30分寝かせる。

野菜切る
【2】野菜を切る
野菜を切ります。
にんにくはみじん切りに、それ以外は食べやすい大きさに切る。

スジェビのスープ
【3】スープを作る
あらかじめ煮干しでダシをとっておき、そこへニンニク、酒、しょうゆ、砂糖を入れて火をつける
アサリを入れて沸騰させ、アサリの口が開いて来たら、一旦別の皿に取っておきます。

野菜を入れる
【4】野菜を入れる
じゃがいも、にんじん、唐辛子を入れます。

生地をちぎる
【5】生地をちぎって入れる
寝かせておいた生地を、棒状にしてから、指で薄く伸ばしていき、ちぎって鍋に入れていきます。
出来るだけ薄くした方が、しっかりと火が通るし、スープにも絡むので美味しい。

煮込む
【6】煮込む
そのまま10分くらい煮込んらだ、別皿に取っておいたアサリを鍋に戻し入れて一煮立ちさせます。
塩こしょうで味を整えて、器によそり、青ネギとごま油を数滴垂らしたら完成。

あさりのスジェビ

ニンニクたっぷり入れたので、まあまあ理想の味に近づきました。
日本のすいとんとは、だいぶ違う味だと思います。
あ、そういえば、日本のすいとんて、食べた事がなかったかも。

あさりのスジェビ

小麦粉料理なので、スジェビだけでもお腹いっぱいになります。
しかし、KKK(米をおかずに米を食べる会)代表としては、スジェビはご飯と一緒に食べるものです。

スジェビの悲しい思い出

実は、スジェビは10年以上食べていませんでした。
スジェビと聞くと、とても悲しい気分になるからです。

韓国に滞在していた10年くらい前のこと。
テレビを見ていたら、5分間くらいのドキュメンタリー番組が始まったんです。
それが農村部の貧しい親子についての話でした。
親子は2人きりで、ボロ屋に暮らしていました。
お母さんはけっこう年がとっていて70代くらいだったかな?
1人息子も結構な年(50代くらい)でした。

お母さんは足が悪いので外出することもできません。
息子は知的障害者なのですが、毎日1人で町(ちょっとした通り道)まで行って踊ったり歌ったりして投げ銭で日銭を稼いでいました。
でも、全然稼げないんです。
それでも、どうにかしてお金がたまったら小麦粉を買います。
その小麦粉で、お母さんがスジェビを作るんです。
毎日の食事は、ほとんど具無しのスジェビでした。
番組の最後にお母さんが「私が死んだらこの子はスジェビも作れない。」と言って終わりました。

なんちゅ〜終わり方なんだ!
5分間くらいの短い番組だったんだけど、その時のスジェビの印象が忘れられなくて...
今でもスジェビと聞くと、無性に悲しい気分になるのです。
久々に食べたら美味しかったけど、やはり悲しい気分になりました。

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