골뱅이무침(コルベンイ ムチム)=つぶ貝の甘辛和え
韓国の伝統居酒屋に行くと、必ず誰かが頼む辛〜いおつまみ「コルベンイ」は、ビールにも焼酎にもマッコリにも、とにかく酒との相性が抜群です。
これも韓国のお料理教室で習ったレシピなのですが...
コルベンイって居酒屋メニューでしか見かけないけど、韓国家庭料理コースで習ったという事は韓国家庭でも定番メニューということなのでしょうか??
コルベンイムチムのレシピ
材料
1皿分(2〜3人分) 500円
15分
- コルベンイ 1缶(140g)
- ※栄養ニラ 50g
- さきいか 20g
- キュウリ 1/4本
- 玉ねぎ 1/4個
- 青唐辛子 1個
和えるソース
- ネギ 10センチくらい
- ニンニク 1片
- 水あめ 大さじ1
- 醤油 大さじ2
- コチュカル(粉唐辛子)大さじ1〜2
- ごま油 大さじ1
- 酢 大さじ2
- コチュジャン 大さじ1
- 白ごま 少々
※栄養ニラ・・・
韓国には「栄養ニラ」と呼ばれる、細くてクセの無いニラがあります。見た目も味も、日本のニラより浅葱に近いかな?と思うので、日本で作る場合はニラを使うよりも、青ネギ・わけぎ・浅葱などの青くて細長い系のネギを使う方が近いと思います。(今回は若いニラを使用しました。)
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作り方
【1】材料を切る
玉ねぎときゅうりは薄切り、唐辛子は輪切り、ニラはざく切りにします。
さきいかは、調理用のハサミで細かく切ります。
【2】コルベンイを切る
食べやすいように、コルベンイは半分に切ります。
【3】ソースを作る
(ニンニク・ネギはみじん切りにして)ソースの材料を全て混ぜ合わせます。
コルベンイはだいたい凄〜く辛いので、コチュカル多めに入れるのがオススメです。
【4】手で混ぜる
ボールに全ての材料を入れて、手で混ぜ合わせます。
しっかりと混ざったら皿に盛って、最後に白ごまをふりかけて完成です。
(手で直接混ぜるのに抵抗があったら、ビニル袋などを手に巻いて混ぜてね。)
唐辛子の辛味に、生のニンニク・ネギ類の辛味も合わさった、かなり刺激の強いおつまみです。
酒と辛い物が好きな人には、たまらない味。
韓国ではおつまみの定番ですが、意外と白いご飯にも合いました。
辛いのでモリモリ白飯が進みますよ。
でも、やっぱコルベンイにはビールだな〜。
コルベンイが手に入らない場合
コルベンイムチムは、材料を切って、タレを作って混ぜるだけの簡単料理なのですが、本格的な材料を集めるのが難しい料理でもあります。
(コルベンイ・さきいか・青唐辛子・韓国キュウリ・栄養ニラなど)
特にメインのコルベンイなんて、韓国食材店に行かないと買えないですよね。
でも、日本のスーパーで買える「つぶ貝の缶詰」でも割とそれなりに仕上がります。
作り方は、上のレシピと同じです。(栄養ニラはわけぎで代用)
ソースの味が濃いので、韓国のコルベンイ缶詰の代わりに、日本のつぶ貝缶詰を使ってもなかなか本格的な味に仕上がりました。
コルベンイはつぶ貝なの??
コルベンイはつぶ貝だと覚えていたのですが、調べてみた所・・・つぶ貝というのは「巻貝のうち、食用にされる一部の貝類の通称」なんですね。
てっきり「つぶ貝」という名前の貝があるのかと思っていました。
で、コルベンイは、日本ではツメタガイと呼ばれるタマガイ科の巻貝で、ちょっと見た目が気持ち悪いや〜つです。
ツメタガイは、アサリを食べてしまう害貝でもあるらしい。
しかも、固くて歯ざわりが悪いので日本ではあまり食用にされることは無いみたいですが、食用としている地域もあることはあるので・・・巻貝で食用だから、つぶ貝になるの??良くわからん。
通常日本で市販されているつぶ貝の缶詰めには、ツメタガイは使用されていません。
日本で一般的につぶ貝と呼ばれているのは、エゾバイ科の巻貝なのでタマガイ科のツメタガイとはちょっと違うみたいです。
コルベンイ≒つぶ貝
ということで、コルベンイ=つぶ貝と言われていますが、日本で食べるつぶ貝とはちょっと違う種類の貝なのです。
そういえば私は、コルベンイ【golbaeng-i】って発音が苦手です。
「ンイ」の部分が自然に言えない。(こういう情報をTMIと言うそうです)
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