韓国式の茶碗蒸し「ケランチム」のレシピです。
※追記※
アレンジレシピも3つほど作ってみました。
まず、ケランチムとは、韓国風茶碗蒸しの事です。
ケランチム(계란찜)の、「ケラン」はそのまま「鶏卵」の事で、「チム」は「蒸す」と言う意味です。
なので直訳すると、鶏卵蒸しになります。
食事のおかずとしても美味しいんだけど、韓国ではソジュ(韓国焼酎)のつまみとしても有名です。
※今回は韓国土鍋(トゥッペギ)で作りますが、普通のステンレス鍋や土鍋でも作れます。
ケランチムのレシピ
材料
1〜2人前 約100円
15分
- 卵 4個(200g)
- だし汁 180ml
- ニンジンとネギ(細かく刻む) ほんの少し
- 白ごま 適量
- ごま油 適量
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基本の作り方
【1】溶き卵を混ぜる
卵を割って、空気を入れながらよ〜く混ぜます。
【3】溶き卵を入れる
沸騰しただし汁に、かき混ぜながら少しずつ溶き卵を入れます。
【4】混ぜる
まぜて空気をたくさん入れます。とにかく、よく混ぜます。
【5】野菜を乗せる
7〜8割くらい固まってきたら、刻んだ野菜(ニンジンとネギ)を上に乗せます。
【5】フタをして待つ
鍋にフタをして2〜3分、膨らむのを待ちます。
(膨らむのを邪魔しない様に、お茶碗をフタ代わりにするのがオススメです。)
仕上げに、白ごまとごま油をふりかけたら出来上がりです。
クライマックスは最高に膨らんでいたのに...あっという間にしぼんじゃった...
でも、中身は空気が入っていて、フワフワなので美味しいです^^
私は1人でこれ全部食べきっちゃうんだけど、卵4個ってちょっとコレステロールが心配だなぁ...と思う事もあります。
だけど実は、卵を食べる=コレステロール値が上がるっていうわけではないみたいですよ。
毎日食べ続ける物でもないし、ケランチムを食べる時はコレステロールの事は忘れましょう♪
ポイント
このレシピは、韓国ソウルの料理教室で教わったものなのですが、「失敗しないコツはだし汁と卵の分量を1対1にすること」と習いました。
1対1...というか、だし汁の分量を若干少なめにするくらいがベストです。
また使うだし汁はお好みで選んで下さい。
料理教室で習ったのは煮干し&昆布でしたが、和風に鰹出汁でもいいし、洋風にチキンストックでもOKです。
もちろん、簡単にインスタントの顆粒出汁を使ってもOKですよ〜。
アレンジレシピ【3種類】
では続いて、ケランチムのアレンジレシピ3種類です。
普段とは、ひと味違ったケランチムを楽しめますよ^^
1.牛乳チーズケランチム
2.豆腐ケランチム
3.アミ海老の塩辛ケランチム
牛乳チーズケランチム
だし汁の代わりに、牛乳を使った洋風ケランチムです。
基本の作り方は、変わりません。
作り方
材料
- 卵 4個(200g)
- 牛乳 180ml
- コンソメの素 1個
- スライスチーズ 1枚
- 青ネギ 適量
【1】牛乳を沸騰させる
鍋に牛乳を入れて沸騰させます。
(牛乳が沸騰すると一気に吹きこぼれるので、要注意!!)
【2】溶き卵を入れる
良くかき混ぜておいた溶き卵を、かき混ぜながら少しずつ入れていきます。
そのまましばらく、空気を入れながら混ぜ続けます。
【3】フタをする
7〜8割くらい固まったら、スライスチーズを乗せてフタをします。
そのまま2〜3分して汁が吹きこぼれてきたら完成です。
これは、洋風な風味とトロトロ食感で、かなりオススメのアレンジです♪
豆腐ケランチム
これは、とってもヘルスィ〜なケランチムです。
豆腐から水分が出るので、だし汁は少なめにします。
作り方
材料
- 卵 3個(150g)
- だし汁 100ml
- 木綿豆腐 100g
- 青ネギ 適量
豆腐は、一口サイズに切っておきます。
最初にだし汁と一緒に豆腐を入れるだけで、その後の工程は普通のケランチムと同じです。
【2】溶き卵を入れる
良くかき混ぜておいた溶き卵を、かき混ぜながら少しずつ入れていきます。
そのまましばらく、空気を入れながら混ぜ続けます。
【3】フタをする
7〜8割くらい固まったら、刻んだネギを乗せてフタをします。
そのまま2〜3分して汁が吹きこぼれてきたら完成です。
顆粒の昆布だしを使ってみたら、豆腐とよく合う優しい味のケランチムになりました。
セウジョ(アミ海老の塩辛)ケランチム
キムチを作る時なんかにつかうセウジョ(アミ海老の塩辛)を使ったケランチムです。
(私は韓国産のセウジョを八道韓国食品というお店で通販しています。)
セウジョは物によってすごーく塩っ辛い物もあるので、分量を調節して下さい。
作り方
材料
- 卵 4個(200g)
- 水 180ml
- セウジョ 大さじ1弱
- 青ネギ 適量
だし汁の代わりに、セウジョで味を付ける感じです。
最初に水を沸騰させる時にセウジョッを一緒に入れて、それ以降の工程は同じです。
【2】溶き卵を入れる
良くかき混ぜておいた溶き卵を、かき混ぜながら少しずつ入れていきます。
そのまましばらく、空気を入れながら混ぜ続けます。
【3】フタをする
7〜8割くらい固まったら、刻んだネギを乗せてフタをします。
そのまま2〜3分して汁が吹きこぼれてきたら完成です。
私はセウジョの味と香りが大好きなので、このレシピが好きです♪
茶碗蒸しとケランチムの違い
和食と韓国料理には、似ている料理や調理法がたくさんあります。
しかし、似ている様で全く似ていないという事も多いんです。
茶碗蒸しとケランチムがまさにそれ。
ケランチムの特徴は、空気をたくさん入れてかき混ぜながら作る点です。
空気がたくさん入っている方がフワフワして美味しいとされています。
これは、す(空気)を入れてはいけない日本の茶碗蒸しとは真逆ですよね。
◎日本の茶碗蒸しは、空気を入れちゃダメ
◎ケランチムは、空気を入れなければダメ
似ている様で、全く違うのです。
アジアの茶碗蒸し
日本と韓国だけではなく、アジアには色々な茶碗蒸しがあるようです。(西洋にはあるのかな?)
※タイ
タイには、カイトゥン(Kai Toon)というタイ式茶碗蒸しがあります。
ひき肉を使って、上にエビを添えるスタイルが一般的なようです。
日本の茶碗蒸しと違って、ひき肉をたっぷり使い食べ応えがあるのでメイン料理にもなる感じです。
食べた事ないけど作ってみました:カイトゥン(茶碗蒸し)レシピ
※中華料理
まず、中華料理にも茶碗蒸しのような料理があります。
蒸蛋とか、蛋羹とか、蒸水蛋とか呼ばれているようです。←いい加減過ぎる説明w
中華茶碗蒸しは、上に醤油(あんかけ?)をかけていて、出汁は鶏肉で取る事が多いみたいです。
具材を入れないシンプルな物が基本みたいですが、魚貝やキノコを入れるアレンジバージョンもけっこうありますね。
※台湾
台湾には、碗粿(ワーグイ)と呼ばれる茶碗蒸し(みたいな料理)があるみたいですね。
ひき肉を使う点は、タイのカイトゥンと似ています。
さらに米粉を使うようなので、かなり食べ応えがありそうな料理です。
いつか作ってみよう。
※ベトナム
ベトナムには、Chả Trứng Hấp(チャーチュンハプ)という卵の蒸し料理があります。
チャーチュンだけだと卵焼きという意味みたいなんだけど、ハプ(蒸す)が付く事もある様なので、茶碗蒸しとも言えるような気が...←この辺も詳しくないので曖昧w
豚ひき肉や春雨が入った卵料理というか、ミートローフみたいな感じですね。
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